「陰」と「陽」の考え方
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薬膳マイスター養成講座
自然界のリズムや人の体の機能を「陰」と「陽」の2つにわける考え方「陰陽論」を学習します。
「陽」の特徴は、明るく暖かく、活発な感じで、上昇的、外交的、運動的です。
「陰」の特徴は、暗く冷たく、従って下降的、内向的、静止的と捉えられます。
1年で考えると、春分から秋分までが「陽」の気、秋分から春分までが「陰」の気。
明るい夏は「陽」、暗くなるのが早い冬は「陰」で、わかりやすいですね。
昼は「陽」、夜は「陰」といった感じで、自然界すべてのものに陰陽の性質があると考えます。
人体にも当てはめられ、治療の目安になっています。
「気」は人の生命エネルギーなので活動的=「陽」(陽気)
「血」「水」は気より静止的=「陰」(陰気)
人の体の部位も、上部が「陽」下部が「陰」、表面が「陽」体内が「陰」などに分けられます。一覧表があってわかりやすいです。
顔色が赤く、暑がり、良くしゃべる、便秘がち、などは「陽証」タイプの人。
顔色が青白く、体が重くてだるい、あまりしゃべらない、難便などは「陰証」タイプの人と「証」によっても分けられます。
これら「陰陽」のバランスがとれていれば健康、バランスが崩れていればいわゆる未病状態という事になるそうです。
バランスの崩れを食事で改善していこうというのが「薬膳」(和漢膳)。
陽が不足していれば「陽」を補い、陰が不足していれば「陰」を補う。
これらの「証」の見極め方は、第3回で詳しく学習できます。
気持ちがハイになったり落ち込んだりも「陰陽」なんですね。思いっきり泣いてすっきりしたり、人間にはもともとバランスをとろうとする能力があるのかもしれません。これを知って日常に活かし、食事に「陰陽」のバランスをとる薬膳ができれば、自分や家族の心と体の健康に強い味方になるな、なんて思いました。
一緒に健康になりましょう!
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